2022年3月15日
先日、生キャラメルで有名な芸能人の田中義剛社長の経営する「花畑牧場」でベトナム人従業員の光熱費値上げに対するスト、そして雇止め勧告などがニュースに上がりました。
細かい内容は分からないので、それに対してのコメントは避けますが、「外国人労働者における水道光熱費問題」は結構頻繁に起こります。
今回、団体交渉を求めているのは「ベトナム人従業員」と書いてあるので、「技能実習生」ではなく、また「水道光熱費値上げ」に声を上げていることをみると、「自身で水道光熱費契約をしていないベトナム人従業員」と読み取れるので、「日本での単独居住経験が乏しい、もしくはないベトナム人従業員」ではないでしょうか?
そうであれば、我々も何度もこのような問題に立ち会うのですが、基本的に行うべきことは下記のとおりです。
我々の監理経験のある外国人実習生、外国人労働者ではありがちなのですが、「企業側が光熱費を代理負担する場合」や「福利厚生として光熱費を企業側完全負担」などをし使用実費が見えないと、本当に際限なく外国人実習生や登録人材外国人は無駄遣いする傾向にあります。
例えば就業中、宿舎にいないときでさえ一日中エアコンがついていたりすることはザラです。
今回の花畑牧場さんは北海道の企業、そして今回声を上げているのは南国ベトナム人。
それを考えると、おそらくですが「寒い冬に電力を使いまくったのが値上げの原因」とも考えられます。
こういった問題を避けるためには、やはり「日本の光熱費の高さをしっかりレクチャーし、水道光熱費は「実費」として、支払額を使用者の頭割りとする」というのが一番すっきりすると思います。
(おそらくメディアに出る前には、そういった話も外国人従業員側とあったはずだと思われますが。。。)
結局はコミュニケーション不足から起こった事象であり、企業側労働者側双方にとって良くない結果です。
労使交渉は労働者における当然の権利ですが、やはり常にお互い満足する就業になるようにコミュニケーションは必要だと思います。