先日、新聞より
「福井県内などのドラッグストアで万引を38件(被害総額約648万円)繰り返したとして福井県警が2018年に送検したベトナム人の女が、これとは別にベトナム人男女計6人で109件(同約1258万円)の万引を福岡県など福井以外の8県で繰り返していたことが3月15日分かった」との報道を目にしました。
実習生を監理する我々としても胸が痛いニュースです。
しかし現実を見てみますと、この手の犯罪は決して少ないわけではありません。
今回は「ベトナム人」の犯行のようですが、実際はベトナム人の実習生入国が一番多く、母数も最大の為、昨今はベトナム人の犯罪がとても目立ってしまいます。
また同時に「ベトナム人コミュニティにおける犯罪ほう助の人間」が多く存在しているのでしょう。
恐らくこの万引きは、裏で彼らを操る者たちがそそのかし、万引きをさせ商品を買い取り、それを母国のオンラインサイトなどで販売などをしていると思われます。
万引きした者たちが、販売するルートまで持っていません。
必ず「仲介者」に渡しているはずなので、その人間を検挙していかなければ、トカゲのしっぽ切りとして終わってしまうでしょう。
もちろん実行をする実習生も大問題です。
日本は「性善説」の環境の中で、新品の商品が容易に消費者の手に取れる状態にあります。
つい「魔がさす」という事は、彼らにもあるでしょう。
しかし私の経験上、実習生で来日する者はもちろん、現地でどんな発展途上国の学のない者であっても「万引き」という概念は世界共通で「悪」と言うものです。
もちろん実習生も「悪事である事」をしっかり認識しています。
現地送り出し機関とも協力し、こういった犯罪に手を染めないように教育をしていかなければなりません。