2022年4月15日
昨日、「特定技能2号」の在留資格をもつ外国人労働者が初めて誕生した、というニュースがありました。
3年前に始まった「特定技能制度」において初めての例で、非常に素晴らしいニュースです。
現在、特定技能2号在留可能な職種は「建設」「造船・船用工業」となっており、今回の労働者は「建設分野」での在留との事です。
日本における「外国人労働者雇用」はかなり厳格に進められており、この合格を機に成果が見え始めてくると「外国人労働者への門戸」が少しづつ開かれていくのでは?と思われます。
勘違いしないでおきたいのが、「外国人は低賃金で雇用されている」という情報です。
日本人労働者と違い、外国人労働者を雇用した企業は「賃金台帳の提出」などを求められており、賃金の確認も都度行われており、日本の労働基準法の下で厳格にチェックされております。
その上で、今回の労働者のように「生活、仕事面で問題ない外国人は日本でもしっかり働ける」という環境が出てきて、日本の新しい雇用文化が成長すると思われます。
「少子高齢化社会」で、現役世代の社会保障費負担も大きく、新生児人口を見る限り今後も解消しません。
また「未成年者」が「成年」となって社会保障費を負担してくれるまでにかなりの時間がかかるため、「外国人労働者」の存在は、今後の日本の「ソフトランディング」には欠かせない面があると思われます。
しかしすべての基本は「日本の法の下で真面目に働いて生きた外国人」に限るべきであり、それを結果として残してきた外国人労働者は日本社会も暖かく迎えるべき時代になるのだと思われます。