2022年1月18日
新年明けそうそう、技能実習生に係る「暴行事件」が報道されました。
私も映像を確認したのですが、憤懣たる思いです。
事件の経緯は分かりませんが、客観的に見ても、とても「指導」とは言えるものではないため、事件化して当然の事だろうと思います。
これは被害対象が実習生でしたが、日本人同士でも起こりうる事象です。
全容解明に努め、実習生の心のケア、そして実習先への徹底指導が望まれます。
一方、この事件がなぜ起こったのか、またどうしたら起こらない様子するのか、を考えるといつも思い出す言葉があります。
「事業経営者は実習生を欲し、実習生は実習先での就業を望むが、従業員は我慢する事ばかりである。」という事です。
社内で「指導体制が整っていない会社」において仕事先にいきなり言葉もたどたどしい外国人が入ってきて「一緒に働け」と言われても、苦労するのは実習生だけではなく、一緒に働く従業員の方々もです。
「仕事が分からない」だけでなく、「指揮命令もいまいちわからない」という実習生を突然任せられて、自分の仕事で手一杯の所、「優しい心、慈愛の心を常に持て」と言われても、仏様でも難しい話です。
上記の暴行事件が起こった背景は分かりませんが、決して最初からこの映像の日本人と実習生とが当初からいがみ合っているとは思えません。
歓迎会をし励ましてやり、また実習生は明日への希望を胸に秘め、実習がスタートしたはずです。
それが日々の仕事が重なるにつれ、少しのすれ違いや、対話の不徹底などいろいろな事が重なってこのような事件が起きるほどの関係性になったと思われます。
これは実習先経営者が従業員の方に徹底しなければなりません。
技能実習生への暴行などあってはなりません。
また実習生は
これは監理団体が来日前の実習生に徹底して教え、その心持で来日してもらうべきです。